バリ島・ウブド>グヌン・カウィ

バリ島最大の遺跡、グヌン・カウィがあるのはタンパシリンという町の北はずれ。ウブドからは車で30分くらいの距離です。この一帯は、10世紀から14世紀に栄えたワルマデワ王朝の領地で、特にグヌン・カウィ遺跡は、11世紀に作られたヒンドゥー以前のバリ島独自のものです。

グヌン・カウィ遺跡へは、入り口から長く続く階段を下る道です。帰りに登り返すのはちょっと大変。でも、両側は美しい田園風景で、特に棚田が見事です。ちなみにバリ島の棚田は2012年に世界文化遺産に登録されたそうです。

グヌン・カウィの棚田

グヌン・カウィ遺跡の入り口は、岩から掘り出した切通しと門です。グヌン・カウィは基本的に、岩から切り出した建造物やモニュメントで成り立っている遺跡のようです。

グヌン・カウィの岩の門

グヌン・カウィ遺跡は、プクリサン川の両岸に作られています。右岸に王妃の陵墓があり、左岸には国王の陵墓と寺院が作られています。まず訪れたのは王妃の陵墓。一つ一つの建物はチャンディと呼ばれています。これは本当の墳墓ではなく、記念碑のようなものだそうです。

グヌン・カウィの岩の門

橋を左岸に渡ったところ、グヌン・カウィの一部には最近建てられたヒンドゥー教の寺院も建っていますが、下の写真はどうやら古い寺院スペース。岩を彫りぬいたところでは僧侶が生活していたのでしょうか。真ん中に立つ建物も、岩から掘り出したもので、あとから建てたものではありません。インドのエローラ寺院の影響という説もあるようですが、単に岩から掘り出したというだけで、それはどうかなあ、という印象。

グヌン・カウィの寺院

そしてこれが国王などを祀る、グヌン・カウィの王家の陵墓。やはり記念碑的のようなもので、どうやら遺体が埋葬されているわけではないようです。

グヌン・カウィの国王の陵墓

グヌン・カウィは興味深い遺跡ですし、周辺の風景も美しいところです。でも遺跡自体は、人物像とかそうしたものがほとんどなく、ゴア・ガジャとかの方が、遺跡としての見応えはあるかなあ、というのが正直な感想です。

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